riezou's room 3
ギャラクティカ☆マグナム( galactica magnum )
ワタシにカメラを持たせて、そのライブ空間をワタシなりに収めようとさせた彼ら。
そう思わせてくれたのが、彼らだ。
今あるこのワタシ"りえぞう"は、
1999年梅田歩道橋上でストリートライブを毎週行う彼らに、
出逢ったことから始まったと言っても、過言ではないだろう。
いつか終えてしまうであろう、その路上での彼らを"写真"としてワタシなりに写し込むことが
ワタシの最大の目標だった。
そして、2002年11月15日、その日が来てしまった。
ライブ写真を始めた当初は、
ストリートが終わればワタシはカメラを置くだろう(やめる)だろうと、思っていた。
ため息ひと息ココロイキ..."galactica magnum @ 梅田歩道橋上ストリート" [ 2002.11.15 ] →
実際にその日を迎えて、ワタシは何かが始まった気がした。
ワタシの中での、新しい"何か"が。
そして彼らにとっても、何だかわからないが、"何か"が始まった気がしていた。
その年の12月23日。彼らの自主イベント「BEATITUDE REBEL」での彼らのライブのMCの時、
重大発表があると、vo.ゲンダイは話し始めた。
「ギャラクティカ☆マグナムは解散します。」
あまりの驚きのせいか静まりまえる会場内。
しかし、いつものように写真を撮るために一番前に居たワタシは、なぜだかとても落ち着いていた。
あの日、最後のストリートの日、彼らはとてもきらきらと輝いて見えた。
ストリートを終える寂しさよりも、もっと前に向おうと、
新しい何かに向おうとする輝かしさを、感じていた。
だから、それが"バンド解散"という手段だったのなら、そうだったんだろう、と
そう思った。
彼は、続けた。
「ギャラクティカ☆マグナムは今年いっぱいで解散して、
来年2003年から、"エアロノーツ"として、改名し活動します。」
「再始動:RESTARTです。」
ああ。
あああ。
なんてことだろう。
これだったんだ。ワタシがあの日、感じていたことは、これだったんだ!
メンバーチェンジを行うことはない。
ただ、バンド名を変える彼ら。
ストリートでも、ライブ会場でも、少しずつその音楽性に変化があったのは感じていた。
今までの"ギャラクティカ☆マグナム"という名では、
彼らから次々と生まれてくる音楽観を、表現しつくせなくなってきていたのだ。
メンバーチェンジでもないのなら改名しなくてもいいんじゃないかと、いう人もいるかもしれない。
そうかもしれない。
でも、知名度のある名をいったん捨てて、
まったく新しい名で、新しく前に進もうとする彼らの決断を、
彼らの潔さを、ワタシはとても愛している。
RESTART [再始動]
ワタシが、とても好きなコトバだ。
人は、その気になれば、
いつだって、何度でも、始めることができる。
前に進もうとする、そのキモチさえあれば。
彼らギャラクティカ☆マグナムは、aeronauts(エアロノーツ)として、
今年2003年から再始動している。
もちろん何度かライブに足を運んでいるけれど、
あきらかに"ギャクイティカ☆マグナム"とは違った、空気感、ライブ空間だ。
しかしその、よりタイトになった音楽性やスピード感や音の厚みなどは、
"ギャラクティカ☆マグナム"だったから、、、などではなく、
まったく新しい、"彼ら"として、ワタシはとても惹かれている。
だから、ギャラクティカの頃となんらかわりなく、
彼らをワタシなりに表現したいといまだに思いつづけているし、
それはaeronautsとしてもまた、ワタシの中での彼らを表わしたいと、そう強く思っている。
2003/06/08...りえぞう